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* Toshi's Recess Room - Toshi Creates. - 生存報告 / セカンドシーズン
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生存報告 / セカンドシーズン

3 月 11 日、仙台市青葉区の仕事場で地震に見舞われましたが、無事でした。

あの時は普通に仕事中で、
カタカタ揺れ始めると同時にエリアメールの音が鳴ってました。
あの音を現実に聞くのは初めてだったので、正直そこまで危機感を覚えず、
「一昨日も揺れてたなぁ」ぐらいにしか最初は思いませんでした。
実際、最初の揺れは 3 月 9 日のものと大きな違いを感じなかったです。

20~30 秒だったか 1 分程だったか定かではありませんが、ある程度の時間が経つと
縦揺れが横揺れに変わり、そして揺れの幅が徐々に大きくなっていきました。
「結構長いな」と思ってきました。

この頃になると、ディスプレイやキーボードがデスクの上で揺さぶられてきます。
補足しますと、その時私がいたのはビルの 13 階なので、下の方よりは確実に揺れます。
普段、唸るような強風が吹くときもわずかにビルが揺れるのが分かるほどです。

そしてあるタイミングを過ぎると、一気に揺れが激しくなりました。
ガタガタという音と共にデスクが左右に動きます。
この時はまだ座りながらデスクを掴んで耐えられていました。
「ちょっとこれはでかいな」と感じました。

また揺れが更に激しくなりました。
近くにあったマシンやディスプレイがいくつも倒れます。
ここに来て初めて「やばい」と思います。

周りの人達がデスクの下に隠れ始めたので、私も必死で隠れました。
右手だけはデスクの縁を掴んで支えようとするのですが、デスク自体も大きく揺さぶられるような状態でした。
デスクの上にあったものは全て落ちるか、デスクからぶら下がるかしていました。

後で、左手の親指の関節のところの皮が少しだけ剥けていたのに気付いたのですが、
それよりも大きな怪我をする可能性は普通にありました。

デスクの下に隠れたまま 1 分だったか 2 分だったか、長い時間に感じました。
今までに経験したことのないレベルの揺れが続き、
その間、とにかく必死で揺さぶられないように体を支えました。
おそらくこの時に停電も起きていました。

少しずつ揺れが弱くなっていき、少し顔を出してみると、他にもデスクの下から出ている人がいました。
ほぼ揺れが収まったので立ち上がり、(私は当時フロアの東側にいたのですが)
ふと西側に目を向けた時、にわかには信じられない光景が広がっていました。

天井がほぼ全て剥がれ落ちており、粉塵のせいか視界が悪くなっていました。
誤作動なのか、スプリンクラーから水が出ていました。
また、中央にある仕切りやロッカーも倒れていました。
そして非常電源によるものか、小さな電灯がフロアの入口付近で光っており、
非常ベルがけたたましく鳴り響いていました。

まさか現実にこのようなことが起こるとは思いませんでした。
いかに事態が深刻な状況にあるかを物語っていました。

すぐに避難するよう指示があり、私は上着とコートだけ着て非常階段へ向かいました。
地上への長い道のりを降りる中、冷たい風とともに雪が降ってきたため、
「こんな仕打ちはありなのか」と思わざるを得ませんでした。
幸いにも雪は数分で止み、極度の緊張状態だったせいか寒さも感じませんでした。

その後近くの公園へ避難しました。大勢の人がいました。
同期や同僚の人達と話している最中にも余震が起こります。

しばらくして帰宅するように言われました。
「荷物を持ってきていない人は戻っても構わないがなるべく短時間で」ということだったので、
「せめて貴重品は」と再び 13 階へ戻りました。

もう見る影もありませんでした。
薄暗い中、倒れたロッカーを踏み越え、
床にたくさんの書類が散らばっている中からなんとか財布を見つけ出しました。
カバンも見つけてもらいましたが、携帯電話だけはその時見つからず諦めました。
探している途中にも余震が起こり、あまりスペースの残っていないデスクの下へ潜り込むこともありました。

再び地上へ戻り、地下鉄は当然止まっているため徒歩で寮へと向かいました。
歩道には沢山の人が同じように歩いていました。
およそ 5 km ほどの道のりの中で、道路から水が溢れ出ていたり、
歩道が隆起していたり、半壊した古い建物があったり。信号も動いていません。
とにかく "異常" でした。一気に街からエネルギーが失われたようでした。

日没になりました。
寮に住んでいる人達が集まり、暗い中ラジオやワンセグから情報を得ています。
寒くなってきたら毛布を羽織ります。
原発や津波の被害の情報を聴けば聴くたびに、
これまでにない災害が現実に起こっていることを認識させられていました。
しかも、生活インフラを断たれ、寒さを感じながら夜を迎えるという状況に初めて置かれたことで、
「自分は被災者なんだな」と強く認識しました。

これ以降もたくさんの余震が続き、緊急地震速報を聴いて急いで外へ出たりなど、
本気でやばい状態でしたが、近くにたくさんの人達がいたことで心強くなり、
一定の余裕を保つことができていました。本当に良かったと思います。

深夜までラジオに聴き入り、いつの間にか寝ていました。
こうして震災初日は終わりを迎えました。

電気は 13 日夜に復旧しました。みんなで喜び合いました。
私も自分の部屋に戻ってテレビをつけ、改めて未曽有の大災害の現状を知ることとなりました。

一週間自宅待機となり、しばらくみんなで集まって談話室で寝泊まりする日が続きました。
ただ、水も出ず、家族に心配を掛けるわけにもいかず、
またとにかく「ゆっくりしたい」という思いを強く持っていたので、山形へ戻る決心をしました。

仙台から山形行きのバスは本数も限定的で大変に混んでいるという情報がありましたが、
私は何時間でも待つ覚悟で、17 日の日中にバス乗り場へ向かいました。
ただ、タイミングが良かったのか、並ぶこともなくスムーズに乗ることができ、夕方に山形駅へ到着しました。
後から聞くと、次の日の 18 日は連休前ということもあったためかかなり混んでいたようです。

しばし月曜日まで 5 日間、実家でゆっくり過ごしました。
途中で地元の友人達とも会い、
山形はガソリンがないとか、仙台はそれよりも大変な思いをした等と語り尽くしました。

できればもっと長くいたかったのですが、仕事も再開しなければならず、21 日に仙台へ戻りました。
その時は高速道路の通行に規制がかかっていたので、特急バスで一般道をひた走る経験をしました。

私が元々いた 13 階のフロアは損傷が激しく使い物にならなくなったため、
一旦別のフロアに臨時の仕事場を作り、
工事が終わり次第正式にまた別の下の階層のフロアに移ることになりました。
今までずっといた仕事場がなくなり、変わってしまうのはとても悲しいものです。

と、ここまで社会人 2 年目になった私の先月の近況です。
正直全く実感が湧いてません。今年の新入社員の人達は自宅待機だそうなので。
1 年目はいきなり濃かったですが、過ぎるのも早かったです。
今後も精進あるのみです。
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[ No. 982 ]
[ 日時 : 2011/04/02 (Sat.) 00:24:06 ]
[ カテゴリ : 社会人ライフ ]
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